変愚蛮怒
その白き炎をあげる者の呪われた剣『カルリス』は強烈な威力を誇るが、手にした者に忌まわしき呪いとして周りのものから強烈な反感を受ける。
『地獄の首飾り』これもそれを首にかけるものには地獄の一部の力の代わりに少しの知性と装備者への反感をもたらす。強力な物品であるが忌まわしき力を持ち主に与え、持ち主を忌まわしき存在へと変えてしまうために、賢明な者がこれをもし手に入れても、使おうとは思わずに博物館へ押し付けるだろう。
だが、全てに嫌われし者がさらに嫌われてもどうということはないのだ。もともと忌み嫌われし存在である者にとって、忌み嫌われしものをもつことはむしろ誇りに思うことだろう。
その者は現在、混沌に対する対抗策を探しさまよっていたという噂である。
その呪われし者は、…いつか死ぬだろう。
<常時反感能力者(4)>*1