ドヤジのメモ帳

ドヤジのメモ帳

Dungeon Crawl

一人の暗殺者になるのを諦めた転位術師がいた。
暗殺者になるのを諦めたとはいえ、精密瞬間移動で自在に飛び回り気に入らない奴を追放で異次元に葬り去る技法はしっかり習得した。
最も、その魔法は貴重な魔法書にしか収められていなかったので、それを習得するにはかなり苦労したらしいが。


さて、この魔法書にはあと2つ、さらに上位の転位術が納められている。
転位術奥義「転送」と転位術最終奥義「転位の門」
この2つの転位術は相当の転位術の修行をした高レベルの転位術師でないと使えない高レベルな呪文。
彼は苦しい修行の末その両方を習得するにいたった!


さて、その奥義とは…
奥義「転送」:隣接するモンスターをテレポートさせる。(高レベルのモンスターには抵抗される)
…接敵状態で囲まれた時にしか意味がなく、そしてその場合他にもっと適格な手段があるだろう。


最終奥義「転位の門」:1〜9階分指定した階分レベルテレポート。ただし、メインダンジョンでしか効果はない。
…敵を排除するのには使えない。キャンプとの高速移動に使うにはコストが高すぎ。緊急離脱に使うにもメインダンジョンでしか使えないのでまず意味がない。


低レベルのときは失敗すると危ないため「使えない」
高レベルのときは「使い物にならない」という意味で「使えない」
奥義の中にはたまにそういうものもあったようだ。


ダンプ