変愚蛮怒

防具を試着したり発狂して踊り狂っている町人に引導を渡したり。そろそろ俺の使命を果たす日も近いことを感じる。倉庫で防具をなでる。今つけているジュリアンさんの鎧、新しく拾ってきた早く撃てるベルスなんたらとかいうロングボウ、クローン地獄殲滅の褒賞としてもらったシヴァ靴、俺が３０Ｆ台を探索していたころから愛用している賢さに効く毛皮のクローク。打撃が鋭くなる各種グローブ、アルウェドゥイの鎖かたびら、その上にある目によいというだけで使っていた鎖かたびら、今使っている盾やドラゴンシールドやその他優良な盾…って防具をなでてる場合じゃなくて倉庫が一杯だからいくつか処分しなきゃいけないのだった。（中略）ついに、やっと、暗黒最高峰の祈祷書を入手した。死者の書。ずいぶん回り道をしたが暗黒の力の真価を見せてやれそうだ。（中略）ＭＰがもたない。ヘラヘラするなぁ！テレポート…ちょっと休憩…テレポート！見つけた（プスップスップスッ）まずい！ドラゴン呼ばれた！テレポート！我が神よ…抹殺！（中略）ふう…やっつけた…。なぜかふと、前に人食い虎に追い回されて死にそうになっていたことを思い出した。今となっては一撃で殺せる相手…思い出して俺の成長の速さに少し感心した。俺のたゆまぬ信仰のおかげと我が神は仰っている。

＜破壊僧Tの手記１２＞ ダンプ