Dungeon Crawl
正義を振りかざすキャラがこの洞窟探索者に少ないのは正義を振りかざすなんてちんたら小ざかしいたわごとをぬかしていたら、この厳しいダンジョンでは生き残れないからであり、実際そうなのであるが。
そんな中、一人の聖騎士が偽善的な騎士道を掲げてこのダンジョン探査に乗り出した。
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偽善的な騎士道により、邪悪な魔法や武器の使用はもちろんのこと。毒の使用、（意図してなくても）不意打ち、も許されない。
彼はまずは重い鎧（彼はこのダンジョン探査のための装備品購入のさい、剣と盾を買ったらお金が尽きたため、防具がローブで我慢するはめになった。）を探す。幸運なことにプレートメイルがひょっこりと落ちており、しばらくはそれを着けて探索していた。
彼は重装備のため魔法も使えないので、補助用な戦闘手段が欲しいと思って飛び道具の練習をしていた。
まずは投げ矢…これは単純にそこらじゅうに落ちていて手軽だからなだけである。
次に大岩…重くて持ち運べないわ遠くまで飛ばないわ当たらないわですぐに断念。
その次に弓矢…セントールから弓を略奪した契機に練習してみる。が、ぜんぜん当たらない。ので他の飛び道具を考えていたら…
洞窟内武器店でクロスボウ発見。こちらのほうが素人にも扱いが簡単なため購入してクロスボウの矢を探す…とその前に投げ矢を飛ばす小型クロスボウ発見。クロスボウの矢が安定供給できるまでこっちを使用。
そして、現在はクロスボウ使いとしても1人前の腕前を誇る。
騎士道により毒は使えないので毒矢が使えないが、敗走する敵にクロスボウでとどめを刺すのは騎士道に反しないらしい。
（中略）
そんなこんなで獣の棲み家を荒らし終わる。
