悔しそうな顔をしていた男がいる。
かの反感を帯びた呪われた存在を殺しそびれたからだ。
男は、「王家の墓を荒らす強大な骸骨を殲滅してくれ」という任務にかこつけて、かの忌まわしき反感をもたらす存在を葬るつもりだったのだ。*1だが、中で「ともだち」にしたシャンブラーさんを使役して荒らしまわって生き延びて帰ってきた。
この男、「どうせ依頼達成ついでに墓荒らしをしてきただろ?貴重品がなくなっているぞ」と言いがかりをつけ、依頼達成による報酬の支払いを拒んだ。せめてもの抵抗である。
そんな呪われし者、…いつか死ぬだろう。
<常時反感能力者(7)>*2