ドヤジのメモ帳

ドヤジのメモ帳

Dungeon Crawl   


左上の大広間。怪しげな像が見張る中恐る恐る入ってゆく彼。


そこにもドラゴンを筆頭に何体かの強力な怪物が…
そのうちの先頭にいた敵をなんとか気づかないうちに短剣で敵の急所を貫く
だが、そこにいた敵の中でもひときわやっかいな殺人ピエロと電気ゴーレムは、彼に気づいてしまった。殺人ピエロが高速で迫る。
彼は、右下のフロアまで撤退して、奴に対して身構える。オカワル様に一時的な腕力を授かりながら、奴にめがけて短剣を振りかざす。オカワル様の一時的な腕力のおかげで、ピエロは消滅する。


そして、その間にも電気ゴーレムはひゅんひゅんとあたりを飛びまわりながら、稲妻を彼めがけて放っていた。奴は電気でできた特殊なゴーレムで、強力な電撃を放つ。
その威力は、彼の指輪が幸いなことに電撃からのショックを和らげる能力を持っていたからよかったものの
それがなかったら、彼は一瞬にして黒焦げにしてしまうほどの恐ろしいゴーレムである。

奴をしとめようとするも、奴はひゅんひゅんと飛び回り、彼を短剣の届く距離まで近寄らせない。
無論、ゴーレムなので、遠距離で倒すにしても、ワンドの火も氷も通らない。


奴をしとめるのに役立ったのは、さっき落とされたスピアだった。
踊るスピアは電気ゴーレムよりも素早く動き、逃げる奴を追いかけて
電気ゴーレムも踊るスピアを攻撃してあっというまに踊るスピアを落とすも
次第に電気ゴーレムも光が弱くなっていき、ついには消滅した。


こうして、彼は左上の敵も全滅させた。
そこから、上側中央のほかの部屋よりは小さい広間が見える。
そこには、何体ものオーブの守護者が連なるようにいた。いっせいに彼に対し構える。そして、その奥には…


【淵でもがく小さきものよ……】

<第45話:ゾットの脅威、ほとばしる電撃>