ドヤジのメモ帳

ドヤジのメモ帳

Dungeon Crawl

私は鎖かたびらを身にまとい、ハンドアックスと盾を構え、このダンジョンに立ち入った。
私はもはや一身上の都合によりここで魔道具使いとして生き延び目的を達成して帰還するか、それとも呪いを呟きながら息絶えるかの2択しかないのだ。


魔道具使いは殴り職らしい。そう聞かされた私は魔道具もそこそこに武器での戦闘ばかりに目を向けていた。
そういうわけで、このダンジョンにはじめて立ち入った時、私は単なる戦士であった。
斧を振り回して敵をなぎ払いながら進む。途中、ハルバードを拾ったので試し振りして見たところ、どうやらオークスレイ
ハルバードは扱いが難しく盾が使えないが、一撃が重い。こちらを振り回しながら進んでいく。


聞いていた複数の神々の祭壇がある場所にたどり着く。魔道具使いになるためにネメレクス・ソベー様を信仰の対象に選ぶ。
ここまでこっそり集めていた骨をまとめて捧げる。こうすることにより、新入りにしてはわかっている信者として評価されるのである。ふふふ。


そうこうしながら携帯祭壇をソベー様から頂き、私は道中のがらくたを捧げながら階段を降りていく。
やけにひらけた階があった。あたり一面に開けている。それはいい。
だが、そこには弓矢をつがえたセントールが待ち構えている!しかも2匹!このままでは十字砲火を食らう!
私の冒険はここで終わったと思った。
しかし、なんとか、テレポートの巻物で逃げ出し、壁にできるだけ近いところで待ち構え、問題のセントールを各個撃破することに成功。懐に入り込めば何とかなるのだ。もっとも、一度3段蹴りを食らって死に掛けたが。


ピンチを乗り越え、進む。道中ブロードアックスを拾い、そちらを振り回すことにする。一応盾はまだ構えておきたい。
そして日ごろの信心が認められ、ソベー様から1つ目のデッキを受け取る。早速引く…と私の体が宙に浮いた。
後でまた適当に引くと、水晶のゴーレムが飛び出した。あれ?私は奇妙な感覚を覚える。どうもさっき引いたこのカードは、このデッキには存在しないカードな気がする。しかし、この水晶のゴーレムは若干歩みが遅いものの非常に強力な僕となってくれた。
それに、私の勘だが、このデッキにはきっと危険なカードは入っていないだろう。
そしてソベー様は2つ目を下さった。早速引いてみる。


…暗転、私は気がついたら、アビスという無間地獄にいた。
私の冒険はここで終わったと思った。2つめは危険なカードが混じるデッキだったのだ。
私はスピードの薬を飲み懸命に出口を求めて走り回る。途中で悪魔が後ろから追いかけてくる。
しばらく懸命に走り回ると、…出口だ。私はなんとか助かったのだ。


水晶のゴーレムとも無事合流し、このゴーレムのおかげでジェリーなどの厄介ごとをだいぶ回避できた。
そんなこんなで獣の棲み家に突入したところまで私は進んだ。しかしどうも1Fから行き止まりなようなのだが…さて?