ドヤジのメモ帳

ドヤジのメモ帳

Dungeon Crawl

スライム穴に突入する『ハイエルフの狩人』。
狩人が本職だが、なんでもこなせる。ということは、魔法使いにもなれるということだ。


稲妻の矢で、近づく敵をまとめて撃ち殺して突き進む。
…と楽観視していたのだがそうそううまくいかない。


酸のブロブが予想よりも硬くて強い。壁を利用して反射弾もヒットさせればなんとか稲妻の矢の2〜3発で倒せるのだが、そうそう、都合のよい位置に反射させれる壁があるとは限らない。
ということはつまり、どうしても相手の行動、強酸のボルトを撃つこと、を許してしまうってことだ。
何発か、奴の放つ強酸のボルトをどうしても食らってしまう。飛来物阻止の魔法を使っても結構避けられない精度で放たれる強酸のボルトは、クロークの腐食阻止能力をたまに突き抜けてお前の防具を溶かす。


そして、強烈な冷気を帯びた強敵、紺碧ゼリーに稲妻が効かないというかなり痛い誤算があった。
火炎の幻出で焼きながら後退するが、奴は足が速い、接近戦を許してしまう、やはり冷気耐性が1重ではかなり手痛いダメージを食らう。60ポイントほどのHPが一気に減る、怖い。
…こいつと接近戦をする羽目になったときのために耐冷の指輪を取りに戻った。あと、最深部用のテレポートの指輪も突入時点では忘れていたのでついでに持っていくことに。


稲妻の矢や飛来物阻止などの高レベルの魔法を使い、それによって減ったMPを回復するために長時間休憩せざるを得ない。よってかなりお腹が減る。のに、ここの敵はジェリー系や目玉系なので安全に食べられる死体を残す敵がほとんどいない。
たまに出てくる唯一安全に食べられる(耐毒があればだが、ここを攻略する段階ならば耐毒はあるはずだろう)死体を残す敵、巨大アメーバの死体で必死に栄養価を確保する。


こうして、思ったより苦労しながら最深部に到達したお前。
ここは、ボスを倒すまではテレポート制御が効かないフロア。ということは、瞬間移動連打で逃げられない。しかも開けている地形である。戦法のかなりの部分を、テレポート制御を利用した瞬間移動による逃げ撃ちと、壁反射を利用した稲妻の矢、に頼っていたお前には苦しい地形。
だが、思い切って中心部に向かえば、壁の反射が最大限に有効利用できる狭い場所が見える。しかもどうやらボスであるロイヤルゼリーはそこにいるようである。


…お前がこうして、中心部に突撃する前準備として加速と俊足と飛来物阻止の魔法をかけたとき、何かアイテムの食べられた嫌な音が聞こえた…急がなければ…


予想通りボスは中心部にいた。ボスを倒すと、テレポート制御が効くようになる。テレポートの指輪とテレポート制御の指輪を併用して宝のあるに侵入する。
お宝のある区画は4箇所ある、嫌な音が気のせいであって…はくれなかった。
1箇所はすべてそこにいたジェリーに食い尽くされており、その栄養で4体にも分裂したジェリーが襲ってきた。泣きながら稲妻で焼き払う。


幸い、残りの3箇所のお宝のある区画は無事。中には神罰のダブルソードという結構めずらしいアイテムもあったし、無事ぬめりのルーンも回収できた。まずまずの成果。…早業の弓はなかったが。
このようにして、防具が若干傷んだものの、無事スライム穴の攻略が完了したのでした。


<25:スライム穴6Fまで>