ドヤジのメモ帳

ドヤジのメモ帳

Dungeon Crawl

石像よりも硬い彼でしたが、彼も電撃と負のエネルギーに対しては人並みという弱点を持っていました。そんな彼もその弱点を一発で解決する兜を拾ってしまう。
しかし、この兜。装備すると、耐火、絶縁、負のエネルギー保護をもたらす代わりに、呪いの品だったため防御力がかなり下がってしまう。さらに、今まで着けていた兜はかなり性能の良いものだったため、兜をこちらに変更するとおよそプレートメイル1着分の差が出ます。普通なら致命的な差です。
が、彼はそれを着けてもなお、石像並みかそれ以上の装甲を誇ったのでした。


さて、彼はダンジョンをどんどん降りていきます。とくに障害もなく、最終目的のアイテムがあるゾットの領域を見つけます。さて、そこに入ろうとしますと、ゾットの領域には最低3つのオーブが必要と言われました。彼はすでにもう3つ持っています。
降りていく間に、地獄、パンデモニウム、アビスという領域への入り口が目に留まりました。彼は善の神を信仰しているという建前と好奇心で地獄、…本来ならとても怖いところです。なぜならば、いるだけでとても恐ろしいこと、滞在して休んでいるだけで突然目の前に大悪魔が現れたり、肉体が腐敗したり、愚かになったり、地獄の波動を浴びたり、と、良くない変化がしょっちゅう起きるのでとてものんびりできる場所ではないからです。
ですが、彼は火の攻撃を装備品のおかげで全く受け付けなかったので、それならばと、彼はその中の、火の地獄、ゲヘナに向かいました。
結果ですが、なんとか制覇して来てルーンをもう一つ得てきましたが、火の攻撃を受け付けないというのは通常の火炎に対してだけであって、地獄の特別の火はとても痛かったそうですし、所持品に対する火の攻撃は通常どおりであったため、だいぶ手持ちの巻物を燃やされたりして結構苦労したそうです。ええ、まあ二度と行きたい場所ではないそうです。


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