ドヤジのメモ帳

ドヤジのメモ帳

XAngband

ふと夢を見ていた。
周りのみんながばたばたと悲鳴をあげながら倒れていく中、平然とした顔で黙々と迅速にタスクをこなしていくエリート。その余裕に周りは嫉妬を感じつつ自分なりにもがき苦しみながら日々を戦う。
自分は、その栄光の側に立っていた。疑念を持たずにそれを当然のことのように思った。そこで自分を省みることなんてなかったし、当然そんな必要もなかった。-more-


ビュウウウウウウウン!
うなりをあげて飛ぶ特別な矢。その特別な矢が突き刺さる。
ほどなく絶叫があがる…間もなくその特別な矢の周辺めがけて次々と矢が飛んでくる。
絶叫も聞き取れなくなったころ、その特別な矢は、おそらくはそれを撃た者…によって引き抜かれた。


とある強力で強大な敵に対しとてつもない損傷を与える必殺の弓矢。
彼はその鋭さを拾いあげ、それでその敵を射殺すことを決意する。
最も、怒涛の射手である彼にとって、既にその敵は強力で強大といえる敵ではなくなっていたのだが。

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