ドヤジのメモ帳

ドヤジのメモ帳

ボードゲームの箱から考える直感的なわかりやすさ(続)

そういえば、数ある海外発祥のボードゲームの中で、”『モノポリー』だけ”、
なぜかファミリーゲームとして店頭に置かれています。
私的には*1かなり高度な交渉力、
その前提として全員の正しい資産価値判断力と確率を読み解く力を要する、
結構難しいほうのゲームだと思っています。
交渉要素が強くて、ゲームの勝利条件が相手を潰すという目的な以上、
遊んだ人同士の仲も悪くなりやすいとも思いますし…
ぶっちゃけ、2番目に日本で売れているにしては難しすぎかなと、
モノポリー』が遊べるなら、他の大体のゲームも問題なく遊べると思っています。
モノポリー』がファミリーで遊べるなら、『プエルトリコ』や『アグリコラ』や『電力会社』も、
ファミリーで問題なく遊べるはずだと私的には思いますね。


ただ、トイ○らスとか、ヨド○シに普通に並べられているゲームのラインナップを考えるに、
「サイコロ振って出目の数だけ進み、停まったマスの効果に従う」
っていうスゴロクベースのゲームが多かったと述べました。
一応、『モノポリー』も自分の手番にやることの一つは、
スゴロク「サイコロ振って出目の数だけ進み、停まったマスの効果に従う」でしたね。
モノポリーの本質は、スゴロク「サイコロ振って出目の数だけ進み、停まったマスの効果に従う」
ではないと思いますが、基本ルールがなじみのあるスゴロクである以上、
停まったところの土地を買うor土地の持ち主に金を払うという、
スゴロクなゲームとして、ファミリーでも”とりあえず遊べます”。
自分も大昔に遊んだときは誰も買わなければ競売にするとかの、
すごく重要なルールをオミットして遊んでいた記憶ありますし。*2


ということで、スゴロク「サイコロ振って出目の数だけ進み、停まったマスの効果に従う」
なルールで”とりあえず遊べる”ことが、日本のボードゲームというジャンルにおいて、
メジャーになるために、ある種の必要不可欠な要素になっているのかもしれません。
そういえば、『人生ゲーム』もそう*3ですし、
デジタルだと『桃鉄』や『ドカポン』もそうですね。*4


プエルトリコ』や『アグリコラ』や『電力会社』も
資産形成するゲームとして、ファミリーで遊べそうな気もするのですが、
そちらは、スゴロク「サイコロ振って出目の数だけ進み、停まったマスの効果に従う」ではないうえに、
手番の流れがちょっと複雑で変則的なところがあるから、なじみがなく、
”とりあえず遊ぶ”までの敷居が高くて、難しく感じるということなのかな。
うーむ…*5
*6

*1:旧時代のksg…と前回言っちゃってますが、その辺の論争は別のどこかで何遍も繰り返されているので置いておきますw

*2:しかも、前のコマ抜かせないという明らかにバランスおかしい誤訳ルールをそのまま受け入れていたw

*3:というか、これはそれしかないような気がするが

*4:おそらく、日本の一般消費者はボードゲームといえば、スゴロクベースなゲームしか知らないから、逆に基本スゴロクなゲームじゃないと売れないし企画できないんだろうなあ。残念なことに。

*5:好きな人には悪いけど、自分の周りでは滅多に遊ばず評価も低いゲームを、「趣味:ボードゲーム」を説明する際の一例に使わざるを得ない現状が腹立たしいwってこともありますねwマーケットシェアの都合上仕方ないんだけどさw。…多分CRPG好きでもDQ・FFなどをあまり良く思っていない人とかは似たような憤りを感じているかと。…所詮マイナーサブカル好きのメジャーへの妬みといわれても否定はしないw

*6:話は変わりますが、日本でTCGが流行ったとき、日本発のTCGもいっぱい出て、そのうちいくつかライトなものはトイ○らスとか、ヨド○シに置かれるようになりましたね。で、ちょっと前にドミニオンが流行ったとき、日本でも亜種がたくさん作られたわけですが、まだトイ○らスとか、ヨド○シに置かれるような物が出てないですねえ。ちょっと期待して待ってたり。