ドヤジのメモ帳

ドヤジのメモ帳

キー・マーケット(ボードゲーム)

『Key Market』
労働者を畑や漁場や農場に派遣して、各種作物を取ってきて、
それを市場で売りさばき、労働者に給料を払いつつ、
ギルドに入って特権を得て有利に動いたり〜
って感じのワーカープレイスメントなゲーム。


どうやら、世界で900〜1000個の限定生産物らしい。
微妙にレアって言葉に弱い自分は1日考えたあげく、まだ買えたので衝動的に購入してしまった。
ゲーム的には、地味ながらもカツカツでみんな苦しく楽しいワーカープレイスメントゲーム。
*重すぎず*、軽すぎずそこそこ重く、普通に面白かった。


これを買った店の店長から、すごくカツカツで苦しくて経営ミスると死ぬって脅されていたんですが
そこまででもなく。アグリコラやドラゴンイヤーよりは死ににくいと思いました。
たしかに、最初は冬から始まるのでとてもひもじく、カツカツですし、
しかも中盤にもう一度作物を基本全く生産しない冬がやってきます。
ですが、冬用の生産ギルドやリストラで対策して、リストラした分は後で雇用すればよい。
1ターンに1人しか雇用できないのだが、盤面に置いている労働者が少ない人ほど先に動けるルールにより、
盤面においている労働者が多少少なめでも、そんなに不利にもならない感じでした。
で、2年目の冬を越せれば、カツカツ度合いはだいぶ解消されるので、
そこからギルド効果などで生産&こ生産&得点還元を加速していきます。


ちなみに、市場で売りさばくフェイズのときに、ギルド加入・昇進の代わりに
作物を買うことが出来るのだが、その際、これから売ろうと思っている作物を買うことも可能。
市場価格は売れば下がり、買えば上がる。で、買値=売値。
なので、どういうわけか買ってから売ると少し儲かるという。
もっとも、儲けはわずかで、代わりにギルド加入などを見送っているので、
実用性はそこまで高くはないのですが。


あと、割とギルド間の強弱ある印象。
一応、ギルドはランダムで12種類中5〜7種類なので、狙ったギルドが出てくるとは限らないのですが、
5番の監督者のギルドは、5種類で25点入るギルドとか、結構強いのに下位能力2つ有効なのに対して、
1番の羊飼いと漁師のギルドは、それぞれのペアボーナスが+2点だけなのに、下位能力が無効になるとか。
(てか、明らかに羊飼いと漁師のギルドだけあまりに弱い気がするので、
これ全部下位能力互換つけていい気がする。
…いや、プエルトリコの大学みたいなもんだと思えばいいのか?)


明らかにある程度のゲーム慣れした人向けのワーカープレイスメントゲーなうえに、
限定生産物なのであまり流通していないため、研究も進んでないと思う。
誰かやってみた人の意見を聞いてみたいです。